メジャー入り後最短KO…ダル「ア軍に7連敗」の真相
「先発としてすごく悔しい。きょうみたいに早い回で降りるのは」
レンジャーズのダルビッシュ(27)が淡々とこう言った。28日(日本時間29日)のアスレチックス戦は3回3分の1を6安打4失点。渡米後最短KOで、今季初黒星(1勝)を喫した。
これで対アスレチックス戦は一昨年6月から7連敗。同地区のライバルに負け続けている。試合後のダルは「(自分に対して)いいアプローチをしている」とコメント。
アスレチックスは日本でも公開された映画「マネーボール」で知られる強豪。昨年のチーム総年俸は30球団中27位。ビーンGMは限られた予算の中で選手をやりくり、昨年まで2年連続プレーオフに進出した実績がある。
試合後にワシントン監督は、「ボール球に手を出してこなかった。狙いが徹底していた」と話した。
■極端な変化が必要
空振りも極端に少なかった。ダルが投じた83球中、打者のバットが空を切ったのは、たったの2回。いずれもファウルで粘った末の空振り三振で、1人は打ち取るまでに8球、もう1人は7球を要した。ボール球は徹底して見送り、打ちにいくときは必ずバットをボールに当てた。