裏金授受発覚から半年 相撲協会“陰のドン”を改めて直撃
■「宗像先生に聞いて」
――ちょっといいですか。日刊ゲンダイですが。
「ん? ああ、なに?」
――裏金授受の問題は“すでに終わったこと”なのですか?
「そのことはね、宗像先生に聞いてください」
――動画でも明らかに札束を受け取るあなたの顔が映っていましたが。
「(車に乗り込んで)だから、それは宗像先生に聞いて。あと、(取材なら)広報を通してね」
――理事選で友綱親方への票を買い漁ったといわれている。
「ああ、それは、ないない。親方のそういうのに関与はしてないから」
本当にやましいことがないなら、X氏自身が表に出て、そう説明すればいい。まして税制上の優遇措置を受ける団体の幹部なのだ。裏金授受問題をこのまま風化させるつもりだとしたら、とんでもない話だ。