首位キープ 一皮むけ変貌した広島・野村監督のメンタル

公開日: 更新日:

「明らかに変わったね」
 快進撃を続ける広島の野村謙二郎監督(47)について、球団OBがこんな指摘をする。
「選手と積極的にコミュニケーションをとるようになったし、采配面でもコーチに任せることが増えたと聞く。10年に監督就任以来、悪く言えば独善的なワンマン体制で選手ともほとんど話すらせず、野手出身にもかかわらず投手起用にもいろいろ口出しをしていた。それで仲たがいして辞めたコーチもいた。それを考えれば大きな変化だよ」

 16日の巨人戦はドラ1右腕・大瀬良の好投に打線が応え、ライバルを圧倒。7-2で完勝した。「我々は挑戦者」と言う野村監督はこの3連戦、17日にエース前田を先発させるなど、ローテを崩してまで先発3本柱で巨人に挑む。「3本柱というけど、ローテ的にそうなっただけ」と話すものの、昨年までは考えられなかった。

「試合前の練習では外野ノックの際に、わざと3回くらい空振りをして、笑いを取るなんてこともあるんです。ベンチでもブツブツと文句を言ったり、仏頂面をしていることが多かったのが、自らマウンドに行って投手を鼓舞もする。チームの雰囲気は昨年までと比べものになりません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動