専門筋が徹底分析 ブラジルW杯「優勝」「大穴」最終予想

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 スペインの超名門レアル・マドリードでプレーするFWクリスティアーノ・ロナウドを擁するポルトガル(優勝オッズ34倍=12位タイ)、チェルシーMFアザールやエバートンFWルカクらプレミアの有名クラブの主力たちを集めたベルギー。前回大会準優勝のオランダ、前回大会3位のウルグアイ(同21倍=8位タイ)の〈大穴国〉も虎視眈々(たんたん)と上位を狙っているが、優勝はやはり地の利もあるブラジルが最右翼だ。

■日本チームはGLがカギ

 日本の優勝オッズは151倍。グループC組の初戦の相手コートジボワールも同じオッズで、ブックメーカーでは出場32カ国中、18番手の評価である。2戦目に対するギリシャは201倍で21位タイ。3戦目のコロンビアが17倍の5位タイなので優勝オッズ通りだと日本はコートジボワールと引き分け、ギリシャから勝ち点3を奪い、コロンビアに完敗。通算1勝1分け1敗の勝ち点4では、決勝トーナメント進出は微妙だ。

「日本が勝ち上がるにはコートジボワール相手に最低でも“負けない”ことが絶対条件ですが、出来ることなら勝ち点3をゲットし、2戦目以降は精神的に余裕を持って戦いたい。日本は欧州最前線でプレーする選手も増え、ブラジル大会が5大会連続5回目の出場。16強入りは02年、10年と2回を数えます。たとえばコロンビアは4大会ぶり5回目で16強入りは1回。2大会連続5回目のナイジェリアは16強入り2回。日本はすでにアフリカ、南米の実力国と同程度の数字を残している〈サッカー実力国〉なのです。そろそろ8強入りも……と言いたいところですが、そんなに甘い世界ではない。日本がコロンビアに次いでC組2位通過した場合、決勝トーナメント1回戦の相手は、D組1位通過国。恐らく06年大会以来の5回目の優勝を狙っているイタリアです。1年前のコンフェデ杯でイタリアを追い詰め、日本代表チーム内からも“次にやれば勝てる”という声が聞こえてくるが、コンフェデ杯のイタリアは、長いシーズンが終わったばかりでバカンス気分の選手も少なくなく、モチベーションもガタ落ちしていた。真剣勝負のW杯で対戦したら、日本はイタリア相手に完敗する可能性もある」(前出の平野氏)

 イタリアの優勝オッズは21倍で8位タイ。世界上位から見れば〈弱小〉日本の8強入りは、まだまだあり得ないレベルということになる――。

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