セペダ1.5億円、高橋由1.6億円…巨人の豪華代打要員
巨人に“神様”が誕生した。
18日のオリックス戦でスタメンから外れたフレデリク・セペダ(34)が、代打で一時は同点となる3ラン。「人生初の代打」と苦笑いしていた8日のロッテ戦でも一発を放った。代打では1四球を含む2打数2本塁打。3打席ですっかり代打の適性を見せている。
ここまでの打率は.182。18試合任された4番はとっくに“クビ”になっている。原監督は「意地? 普通だよ。まあ、見事なホームランだけど」となんとも微妙な言い回しで、18日の本塁打をねぎらったものの、二軍落ちもささやかれていた助っ人にとっては、まさに起死回生の一発となった。というのも「左の代打」という新たなポジションをゲットしたからだ。
ナインからは「スタメンでは打てなくても、右の矢野のように勝負強いところがある。1打席に集中する代打の方が向いているんじゃないか」と妙に感心する声も上がっている。
■当面の居場所は確保
交流戦が終了すればDH制はなくなる。打率.320のアンダーソンは左翼。同じく調子が上がらない一塁のロペスが外れる日に限って、左翼のアンダーソンが一塁へ回り、セペダが左翼に入る。ベンチに座る試合が増えるセペダにとって、代打という働き場所が出来ただけでも救いだ。