“余剰戦力”が一転…巨人・亀井獲りを狙う他球団が歯ぎしり
「層が厚い巨人の中でも、特に外野手にいい選手がひしめいている。セペダが入ってさらに余剰気味。松本哲や中井は20代と若いのでトレードで出すのは厳しいだろうから、現状では31歳の亀井が一番狙い目。投手を補強したい巨人の事情を考えれば、交換要員次第では亀井は狙える選手ですよ」と自信を見せる球団もあったが、あっという間に手の届かない存在になってしまった。
これから外野のポジション争いはさらに激化する。
原監督は二軍戦で復帰している橋本について「一軍に上がる時はスターティングメンバーで戻る時。(状態が)95(%)くらいは上がってこないと」とした。橋本が合流すれば、亀井、橋本、長野の3人で外野は満員。左翼のセペダ、左翼と一塁を兼務するアンダーソン、一塁のロペスのうち、2人の外国人まで押し出されてしまうほどなのだ。
09年のブレーク以来、鳴かず飛ばずだった亀井は、そんな最激戦区で居場所を確保した。他球団は渋々、他の“余剰戦力”狙いに作戦変更を余儀なくされそうだ。