転倒でも3位の川内 宣言通り「非ナショナル」をブッちぎり

公開日: 更新日:

 仁川アジア大会男子マラソンの出場が決定している男子マラソンの川内優輝(27)が、6日にオーストラリアで行われたゴールドコーストマラソンに出場。2時間11分27秒で日本人最高位の3位となった。

 20キロ地点で転倒し、川内自身も「一瞬、すべてが終わったと思った」と振り返ったほど。それでも「ネバーギブアップと自分に言い聞かせた」と、終盤で怒涛の追い上げを見せたのは、単なる意地だけではなさそうだ。

 日本を出発した去る3日、川内は、「非ナショナルには負けられない。非ナショナルにボコボコにされたら、何のためのナショナルチームだって話ですから!」と、語気も荒く語っていた。

 川内が挑戦状を叩き付けた「非ナショナル」とは、同大会で15位に終わった藤原新(32=)のことだろう。12年ロンドン五輪で代表入りした藤原に対し、川内は落選。直前の選考レースで14位と振るわなかったことが原因といわれていた。あれから2年、今度は川内が陸連のナショナルチームに選ばれると、ロンドン五輪以降はパッとしない藤原はメンバーから漏れた。

 ゴールドコーストマラソン2年連続優勝は逃したものの、ライバルにさらなる差をつけた川内。 吐いたツバはのみ込めないと言うが、それにしても執念深いというか……。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  2. 2

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは

  3. 3

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去

  4. 4

    中居正広氏「性暴力認定」でも擁護するファンの倒錯…「アイドル依存」「推し活」の恐怖

  5. 5

    「よしもと中堅芸人」がオンカジ書類送検で大量離脱…“一番もったいない”と関係者が嘆く芸人は?

  1. 6

    菊間千乃氏はフジテレビ会見の翌日、2度も番組欠席のナゼ…第三者委調査でOB・OGアナも窮地

  2. 7

    入場まで2時間待ち!大阪万博テストランを視察した地元市議が惨状訴える…協会はメディア取材認めず

  3. 8

    米国で国産米が5キロ3000円で売られているナゾ…備蓄米放出後も店頭在庫は枯渇状態なのに

  4. 9

    うつ病で参議員を3カ月で辞職…水道橋博士さんが語るノンビリ銭湯生活と政治への関心

  5. 10

    巨人本拠地3連敗の裏に「頭脳流出」…投手陣が不安視していた開幕前からの懸念が現実に