超高校級スラッガー「大田以上中田以下」智弁・岡本の大物感

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 奈良大会決勝で智弁学園が天理との常連校対決を制し、3年ぶり17度目の夏の甲子園出場を決めた。

 5-0の五回無死一塁から主砲の岡本和真(3年)が左翼場外へ高校通算73号となる2ランを放ち、プロのスカウトの度肝を抜いた。セのあるスカウトは「現段階の評価は、高校時代の大田より上、中田より下といったところ。超高校級スラッガーなのは間違いありません」と言う。

 日本ハム中田翔(25)は大阪桐蔭時代に通算87本塁打、巨人大田泰示(24)は東海大相模で65発。どちらもドラフト1位で複数球団が競合したが、その後は対照的だ。

 中田は球界を代表する主砲に成長。一方の大田は伸び悩み、いまだに二軍生活が続いている。

 済美の安楽、前橋育英の高橋など、ドラフト1位候補が地方大会で軒並み姿を消す中、センバツで1試合2発を放った“怪物”が、大田ではなく、中田になるべく、甲子園に殴り込みをかける。

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