数字こそ大谷が上も…阪神・藤波「最多勝タイトル」の現実味
後日、自己最速をマークした記念として、2人のコラボグッズが日ハム、阪神両球団から発売された。これでは大谷の方が速いと宣伝しているようにも映る。
■リーグトップ井納とは3勝差
今季の大谷は一気に素質を開花させ、投手では9勝1敗、防御率2・14、127奪三振。全てリーグ2位の成績で十分タイトルに手が届く位置につけている。打者としても打率・281、5本塁打で昨季よりも大きく数字を上げている。藤浪が何をやっても「大谷の方が凄い」との見方をされるのはしかたないところだ。
とはいえ、阪神は50試合を残しており藤浪は2年連続の2ケタ勝利はもちろん、最多勝のタイトルだって夢じゃない。リーグトップは井納(DeNA)の10勝だ。3勝差なら諦めるのはまだ早い。
高卒1年目から2年連続2桁勝利となれば、松坂大輔(99、00年)以来。高卒2年目の最多勝も松坂が最後だ。