録画再生率がトドメ…巨人戦中継が地上波から消滅する日

公開日: 更新日:

 地上波から巨人戦中継が消える可能性が高まっている。

 2014年度の巨人戦で、日本テレビが地上波で放送するのは主催試合72のうち年間で20試合。うち、ナイターは6試合だ(13年は年間23試合)。

 かつては視聴率20%以上が当たり前で、日テレのドル箱だったが、この10年というものサッカー人気や若年層のファン離れが加速し視聴率が低迷。中継数は年々減っている。

 それにトドメを刺しそうなのが「タイムシフト視聴率(録画再生率)」だ。ビデオリサーチ社が今年7月に初めて公表したもので、その番組がリアルタイムではなく、録画でどれぐらい見られているかという“録画視聴率”を表す言葉だ。今回公表されたのは3月31日から3カ月間のデータだったが、上位10番組のうち8番組がドラマだった。

■CS放送加入者は順調も…

「録画して見る番組のほとんどがドラマなのは当然でしょう。逆に、スポーツ中継はナマ視聴が当たり前。録画してまで見る人はほとんどいません。巨人戦中継は地上波の視聴率がヒトケタ台。リアルタイムでも録画でも数字が悪ければ言い訳ができない。日テレとしてはCS放送『日テレG+』の加入者は順調に伸びているので、現在はBS日テレと地上波を合わせた『3波総合編成』ですが、地上波放送はどんどん削減する方向です」(テレビ関係者)

 地上波の巨人戦は今年で見納めかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  2. 2

    母・辻希美の光る危機管理センス…希空が大手芸能プロ入りしなかった“七光り批判”回避以外の大人の事情

  3. 3

    J1に異変!2連覇の神戸が開幕から5戦未勝利「3つの元凶」…選手間にはフロント幹部への不信感も広がる

  4. 4

    「石破降ろし」加速へ…10万円商品券配布バレ、深夜の公邸会見で記者にネチネチ逆質問の完全墓穴

  5. 5

    キャバクラ通い朝乃山 厳罰招いたウソと大関復帰の可能性

  1. 6

    コシノジュンコそっくり? NHK朝ドラ「カーネーション」で演じた川崎亜沙美は岸和田で母に

  2. 7

    ナベプロが新たな柱に社運をかけた状況で、ジュリーの立場は息苦しく…

  3. 8

    大阪万博パビリオン建設は“24時間体制”に…元請けの「3月中には完成させろ!」で危惧される突貫工事の過酷労働

  4. 9

    公共施設へのスターバックス出店に相次ぐ疑問…愛知県津島市では激安賃料への批判も

  5. 10

    大阪万博まで1カ月で異常事態! リングの盛り土ボロボロ削れ浸水被害の恐れ…識者は台風や高潮を危惧