巨人サヨナラ負け ナインの混乱深める原監督の“錯乱采配”
動きまくる指揮官と主将の微妙な関係は、とっくに他球団に見透かされている。
長野の打率は.283。成績はそこまで悪くないというのに、自信を喪失気味。2試合続けてスタメン落ちした広島戦の練習中、原監督に何やら厳しく言われていた。あるメーカー関係者が言う。
「長野は関係者を通じ、打率上位の広島・菊池のバットの形状を“取材”した。菊池のバットは910~920グラムと少し重め。グリップエンドも太めの中距離打者仕様だった。長野が使っているのはヘッドに重心がある長距離仕様だから、全然違うタイプです」
11年の首位打者が、バットの形状を変えることまで考えるほど追い込まれている。
原監督は公式ホームページのコラムで「少々動きすぎと言われようが、自分自身も鼓舞するつもりで動き続けたい」と宣言している。ナインは戦々恐々だ。
指揮官の“錯乱”采配に混乱する巨人ナイン。2位阪神との差は1.5ゲームに縮まった。混セの要因は原監督がつくっている。