“不動”の2位走るオリックス ベテラン平野が語る好調の理由
「各ポジションの選手同士の競争です。昨年までは、ひとりが離脱するとその穴埋めがなかなかできず、そのままズルズルといくことがありました。でも、今年は若手選手が成長して各ポジションの競争が激しくなり、どのポジションも高いレベルでのレギュラー争いをしている。例えば、エースの金子(現在9勝4敗、防御率1・78)にライバル心を燃やして西(12勝5敗、2・81)が開幕から勝ち続けたのも、そういう効果だと思います。それに、ひとり欠けても、すぐにその穴を誰かが埋める。日本人だけじゃなく、外国人選手もそういう意識を持って激しい争いをしている。確固たるレギュラーは(首位打者の)糸井ぐらいです。だから、大敗もしないし、大きな連敗もしないわけです」
■「ミスが出ても責めない」
――チームがそんな感じになったのは、いつ頃からですか?
「開幕からずっとそんな感じできてます。僕ももうベテランですし、開幕の頃に首脳陣から『チームを引っ張ってくれ』と言われ、そういう空気、ムードをつくろうと思っていましたから」
――平野選手が具体的に何か言っていることはあるのですか?