巨人の来季補強 “大本命”はオリ金子から中日・山井へ
巨人が後半戦初、6カードぶりの勝ち越しを決めた。昨10日の中日戦。坂本、阿部の連打による三回の2点を先発の大竹が七回途中1失点で守り切って8勝目(5敗)を挙げた。前日に2位の阪神に0・5ゲーム差に迫られたが、何とか首位の座をキープした。
4位中日は自力優勝の可能性が消滅。とはいえ、巨人と中日の差はまだ5・5ゲーム。後半戦だけみれば巨人は6勝10敗1分けでリーグ最下位。この失速がセの大混戦を招いている。
リーグ最少の389得点の貧打が取り沙汰される中、投手陣だってかなりヤバイ。この日は大竹が好投したものの、8勝中5勝をお得意さまの中日から稼いでいる。防御率は4・21。安定感を欠いているのが現状だ。9勝5敗の菅野は右手中指の故障で登録抹消中。7勝4敗の杉内も前カードでKOされた。
左腕エースの内海はまだ2勝(7敗)。二軍調整中の沢村を含めた若手投手陣も伸び悩んでいる。佳境を迎えるペナントレースも決して盤石とはいえないチーム状況の中、フロントは水面下で来季へ向けて動き出しているようだ。