検査結果は「軽度の炎症」…ダル“故障者リスト入り”の波紋
自分の体は自分にしか分らないし、無理がたたれば自分にとってもチームにとっても取り返しのつかないことになりかねない。故障が深刻になる前に自らブレーキを踏むスタンスは理にかなっているとはいえ、それを周囲が素直に受け入れるかどうかは別問題だ。
「多かったのは登板直前のドタキャン。当然のことながら割を食う投手が出てくるわけで、ローテも狂う。ムリをすればいけるなら投げて欲しいという声が内部にあったのは事実です。けど、ダルは一度、投げないと決めたら投げない。そういう意味でやっかいな存在ではあった」
とは前出の日ハム関係者だ。
アメリカは個人主義の国でも、チームスポーツは別。チームのために腕も折れよと投げるタイプ、個人成績よりチームの勝利を優先する選手が歓迎される。ファンやメディアに注目される人気球団に行けば行くほど、ダルのようなタイプは敬遠される傾向がある。