またもゴメスに…「助っ人恐怖症」巨人に襲いかかる天敵たち
巨人が阪神の4番にやられた。
27日の阪神戦で幸先良く3点を先制したものの、4番手の山口が六回にゴメスに適時打を浴びて1点差。延長十回に今度は抑えのマシソンが、またもゴメスに2試合連続となる左越えの特大2ランを浴び、2位阪神にゲーム差を再び1.5に戻された。
それにしても、ゴメスに打たれる。この日は2安打1本塁打で、巨人戦の打率は.324、6本塁打。頼みの山口、マシソンが餌食にあって、原監督は「うちのスタイルで今日は戦ったわけだから」と平静を装ったものの、実は今季の巨人、他の助っ人にもやられ放題なのだ。
打者で見ると、広島のエルドレッドは打率.321で6本塁打。ロサリオにも.414と打ちまくられている。DeNAではブランコが.407、バルディリスが.327。ヤクルトのバレンティンには.377、7本塁打と外国人選手に気前よく打率や本塁打を稼がせている。
助っ人投手にも同様だ。先発では前日も抑えられた阪神メッセンジャーに0勝4敗、防御率1.94。広島のバリントンに0勝1敗。中日のカブレラには5勝中2勝を献上。1週間前の20日にはヤクルトのナーブソンから七回まで無安打。あわやノーヒットノーランの大惨事こそ食い止めたが、白星を献上した。