巨人は“心中覚悟”なのか? 病み上がりの菅野にまた酷使懸念
登板数も、例えば同じ先発ローテの大竹と比べて2試合も多かった。調子の上がらない他の先発陣を補うために孤軍奮闘、開幕からの登板12試合で中5日が8試合もあったからだ。
その“酷使”が復帰後にまた、繰り返される可能性がある。きょうからの9連戦を前に、大竹が右肩違和感を訴え登録抹消。
再び先発ローテの再編を余儀なくされる中、原監督は後半戦の開幕前に「8、9月は先発を6人で回したい」と言いつつ、「ただ、質を落としてまでそうするつもりはない」と断言していた。6人目の先発にふさわしい人間が出てこなければ、5人を中4日、中5日で回すという方針だ。
今後の巨人の先発ローテで決定しているのは杉内、小山、沢村、内海に菅野の5人。今季の調子、過去の経験を考えれば、最も頼りになるのは誰か。残り23試合。巨人の命運は病み上がりの菅野に託されることになる。