阪神和田監督の評価急落…囁かれはじめた岡田彰布氏“再登板”
岡田氏といえば08年、巨人に13ゲームの大差をつけながら逆転優勝を許した責任を取り、辞任した過去がある。評論家に転身後は古巣を愛するが故、厳しい評論を繰り返し、親会社、フロントの怒りを買ってきた。そして09年オフにオリックス監督に就任。3年連続Bクラスで事実上の解任となった。そんな岡田氏の再登板は、阪神内にも慎重論があるといわれている。
■南球団社長の責任論も
「しかし、球団としても名より実を取らなきゃいけないだろう」と言うのは、ある阪神OBだ。
「南球団社長の今の立場からすれば、すぐにでも結果が欲しい。07年7月に社長就任以来、一度も優勝がない。監督も09年に真弓、12年に和田とつないできたが最高で2位。しかも城島、西岡、福留らメジャー帰りの選手を高額契約で補強し、巨人に匹敵するくらいの戦力が整ったというのに、終盤の勝負どころで勝てないことが続いている。今の阪神に対しては、親会社の筆頭株主である阪急の発言力が強まっている。阪神出身の南社長は今年6月には親会社の取締役を退任しており、成績不振が続けば球団社長の地位さえいつ失ってもおかしくない。時間をかけずに阪神を強くするには、消極的な選択ではあっても、岡田氏しかないでしょう」