五輪組織委が“水膨れ”…元凶は森会長のワンマンと八方美人

公開日: 更新日:

■「オールジャパン」はあくまで建前

 森といえば、能力よりも“気配り”で政界をのし上がってきたような男だ。「政治家パーティーの挨拶では、後援会幹部の名前をフルネームで盛り込む」「後輩議員にネクタイを贈っている」など、ネタに事欠かない。だが、人数が多すぎてはマトモな会議にならない。お茶や事務連絡など運営費も余計にかかる。来月、顧問会議の初会合が開かれるというが、いったい170人でどうやって議論するのか。

「オールジャパンのムードづくりが大事、ということらしいですよ。顧問や委員にアドバイスをもらうというのは建前。人数が多ければ意見集約する必要もないし、全て森さんのワンマンで進められます」(都政記者)

 29日召集の臨時国会で、内閣法を改正してまで大臣枠を増やし、五輪担当相が置かれる。このポストに就くとされる遠藤利明衆院議員も森の子飼いだ。まさにヤリたい放題である。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…