ミラン本田沈黙で欧州組総崩れ危機 「日本人は旬すぎた」の声
本田以外の日本人選手も、先週末の欧州リーグでパッとしなかった。ドルトムントに出戻ったFW香川真司(25)は現地1日のバイエルン・ミュンヘン戦で先制点に絡んだが、その後はピッチ上で消えてしまい、結局1-2の逆転負け。14年ぶりのリーグ戦5連敗を喫し、17位に低迷する責任を取る格好で香川の最大の理解者・クロップ監督の更迭話も流れ始めた。
故障続きのインテルDF長友佑都(28)は10月2日以来、ずっと欠場中。ハノーバーのFW清武弘嗣(25)も、ドイツ移籍当時の鋭さは、すっかり影を潜めてしまった。
スペインのコルドバFWハーフナー・マイク(27)は1日のAマドリード戦で5戦連続のベンチ外。アーセナルを戦力外となり、オランダ中堅トゥエンテに移ったFW宮市亮(21)は、1日のヘーレンフェーン戦で精彩を欠くプレーに終始し、後半途中でベンチに下がる際、サポーターから罵声を浴びる始末だった。
「昨季の段階で欧州リーグ在籍の日本人選手の評価は下げ止まらず、欧州各国リーグの大物代理人たちが『日本人選手は旬が過ぎた。引き合いが少なくなった』と話していた。本田のゴールラッシュで持ち直し、香川がブレークすれば評価アップのチャンスだったが、2人ともメッキが剥がれ始めている状況では……」(前出の記者)