Jリーグ関係者が激怒したアギーレの「親善試合みたい」発言

公開日: 更新日:

 14日にホンジュラス戦を控えている日本代表。合宿3日目の練習から、ホンジュラス戦の先発が見えてきた。現地で取材中のサッカージャーナリスト・森雅史氏が言う。

「GKは川島。DFは右から内田、森重、吉田、酒井高。これまで通りにアンカーが置かれ、アギーレ日本初招集のMF今野が入る。その今野の前にFW香川とベテランMF遠藤が並び、左ワイドにFW武藤が、右ワイドにMF本田が配され、1トップはFW岡崎です」

 ともあれ、本番前の大事な時期に指揮官の姿は合宿地にない。母国メキシコでの「サッカー殿堂の掲額式典」出席のために帰国中。来日は試合前日の13日だ。

 アギーレ監督が就任してからの成績は1勝1分け2敗。「ベースは堅い守備」と言いながら4試合で失点8。無名Jリーガーを抜擢したり、ブラジル代表戦にA代表歴1試合の選手4人を先発させたり、支離滅裂な選手選考と采配に業を煮やしたサッカー協会・技術委員会に「召喚されて事情聴取を受ける」と一部メディアで報じられた。

「技術委員会とアギーレとの関係性は良好なので事情聴取はない。それよりもヤバイのはJリーグの監督、関係者がアギーレに強烈な不信感を抱いていることです。実はアギーレ監督、10月にFIFAの取材を受けて『Jリーグには親善試合みたいな試合がある。選手が(すぐに)倒れるので8回から10回、水を飲むために10回から12回プレーが止まる』『これは代表チームのレベルに反映される。メキシコ、スペインは違う。彼らは常に生死をかけてプレーしている』と発言。Jリーグをコケにした。これにJリーグ関係者らが一斉に反発。選手を見る目もないくせに『エラソーに言うな!』とボロクソなのです」(サッカー誌記者)

 日本代表のスケジュールにはJリーグの協力が不可欠。アギーレ監督の発言にも一理あるとはいえ、余計な敵をつくってしまったようだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…