アギーレ不在で存在感 “謎の代表ヘッドC”ゲリングの正体
日本代表が11日、キリンチャレンジカップ(14日ホンジュラス戦=豊田市、18日オーストラリア戦=大阪市)に向けた国内合宿2日目を行った。セリエAではここ4試合、疲労困憊で無得点のミランMF本田圭佑(28)、左手首故障のシャルケDF内田篤人(26)などの欧州組にアギーレ体制後、初招集となったG大阪のMF遠藤保仁(34)、MF今野泰幸(31)のブラジルW杯組たち総勢23人が練習メニューを消化したが、この日の合宿ですサプライズがあった。
イングランド人のヘッドコーチ、スチュアート・ゲリング(40)が、日本代表コーチングスタッフの一員として初めて存在感を示したからだ。
ゲリングは練習終盤、DF登録8選手を集め、ピッチの半分を使ってポジショニングの練習を始めた。レギュラー組DFとして酒井高徳(23=シュツットガルト)、吉田麻也(26=サウサンプトン)、森重真人(27=FC東京)、内田が横一線に並び、他4人が相手攻撃系選手を担当。ボール保持者に相対する選手がプレッシャーをかけ、ボールが展開された際のポジショニングなど細かく指示した。