「連絡もよこさないで何やってんだ!」 松坂を怒鳴りつけた
今夏に横高を辞める時、「秋に米国に招待します」と言われていて、実は楽しみにしていた。
「あの話はどうなった?」と聞くと、「また来年!」との返答。メジャー残留が第1希望だと思った。しかし、その後に「日本に戻るかもしれません」とも言っていた。先発機会や条件面など、総合的に判断するだろうが、メジャーにこだわれば年俸は1億円ほどになるだろう。それに比べてソフトバンクは破格の条件。来年、福岡に行く可能性は高いだろう。
日本球界に復帰しても、家族は米国に残して単身赴任だという。松坂が言うには、メジャーは遠征が多く、シーズン中は30日程度しか自宅に戻れないらしい。日本なら倍の2カ月ほどは自宅から通える。子供が米国の学校に通っているが、夏休みが3カ月近くあるようなので、その間だけでも家族が帰国すれば、メジャー時代より一緒にいられる時間が増えると話していた。
11年の6月に右ヒジを手術した松坂は復帰後、投球時にヒジが下がり、担ぎ投げになっていた。本人に注意すると、「分かっているんだけど、上げたくても上げられない」と苦悩していた。それが、今年はだいぶ上がるようになって球威も戻りつつある。