ドルトムント最下位 不発の香川は代表でも「10番」剥奪危機
ついに恐れていた事態となった。日本代表MF香川真司(25)の所属するドルトムントが、フランクフルトと対戦(日本時間1日午前1時30分キックオフ)して0―2で敗れ、ブンデスリーガ最下位の18位に転落してしまったのである。
開幕前は優勝候補ともいわれたドルトムント。しかし、序盤から攻守の歯車が狂い、調子が上向く兆しも見られない。
この日の相手フランクフルトは日本代表MF長谷部誠(30)、FW乾貴士(26)がプレー。トップ下で先発の香川は、注目の日本人対決でゴールに絡み、低迷するチームに渇を入れたいところ。だが、開始5分にフランクフルトFWマイヤーに先制ゴールを決められ、出はなをくじかれてしまう。
香川はボールを呼び込み、ドリブルで局面を打開しようとしたり、味方とのコンビプレーでシュートチャンスを演出しようとするが、フランクフルトでアンカーを務める長谷部の執拗な守備にもてこずり、決定的な仕事をさせてもらえない。
結局、後半29分にMFヨイッチに代わってベンチに下げられ、試合も0―2の完敗。リーグ成績3勝2分け8敗・勝ち点11で最下位に沈んだ。