メジャー夢見る日ハム中田翔の本心は「米国経由阪神入り」
高校時代から熱心に中田の視察を続けていた前マリナーズスカウトの山本泰氏は、「高校時代からヘッドスピードとパワーは高校生離れしていた。彼のパワーと体力、リーチの長さをもってすれば将来的にはメジャーでプレーしても不思議ではない」と、こう続けた。
「6月の広島戦で、左腕の篠田が内角低めに投じたスライダーを左翼席上段に叩き込んだ。内角はあまり得意ではないと思っていたが、腕をたたんでうまく打ち、成長を感じさせた。今後、本当にメジャーに行きたいと思っているなら、150キロ超の速いボールと外角中心の配球、特にチェンジアップにしっかり対応する必要がある。日本でさらに磨きをかければ、将来的には松井秀喜(元ヤンキース)のように年間20本塁打、80打点をマークする存在になれる可能性はあると思う」
■メジャーに骨をうずめる気はまったくない
中田が海外FA権を取得するのは早くても4年後の18年オフ。まだまだ先の話ではあるものの、早くも代理人筋が「ポスティングでメジャー挑戦したらどうか」と中田サイドにアタックをかけているという。「ソノ気」になる環境になりつつあるのだ。