金子千尋よ、もらったカネは大事に使えよ
翻って金子千尋が4年で20億稼ぐということは、普通のサラリーマン一生分の稼ぎを7回も、たった4年で稼ぐとすりゃ、「いいよなあ。千回尋ねても金稼ぐ子で金子千尋かよ、バ~ロイ!」なんて悪態もつきたくなる。
だが待て。稼いだ金は湯水のように出て行くのも宿命。アメリカのプロスポーツのフットボールとホッケーの一流選手のうち、引退して6年以内に破産する選手がけっこういると聞く。スター選手として華々しく稼ぎ、それへ群がるゴキブリどもと華々しく付き合い、引退しても華々しいままだと身を持ち崩す。稼げるうちに稼いで、引退後を考えておくのもまっとうな人生プランかもしれん。
金子千尋のような稼ぎ頭以外の大部分のプロ野球選手の第2の人生を、選手会と転職情報サイトが協力して考え始めた。地に足が着いた動きがやっと始まったと言えよう。
暮れのボーナスは全国平均84万円、ほとんどはそれ以下のおめこぼしにきゅうきゅうとするファンからのやっかみ。ましてやボーナスに縁さえない貧乏物書きに言われたくもなかろうがの。プロ野球のOBでお前と同じイニシャル「K」とか、噂じゃあまり見習わないほうがよさそうなのもいる。色が黒いとかピアスをしているとかは書かぬ(書いたけど)。
飛ぶ鳥を落とす勢いの金子千尋よ。引退後の長い第2の人生のために、もらった金は大事に使えよ。