金子千尋よ、もらったカネは大事に使えよ
プロ野球選手が球団事務所で記者会見して年俸更改、笑顔で「一発サインしました」、厳しい表情で「球団提示額とかなりの隔たりがありました」というのがオフで大きなニュースになることがめっきり減った。
総理が財界のトップへ鷹揚に賃上げを要請して、これまた財界の首脳が鷹揚にうなずいて見せるというインチキ三流時代劇の悪人裏取引を見せられても一向に懐の温まる気配がなく、プロ野球でさえドラゴンズのGMが、がま口の紐を締めるシブチン査定が毎度の話題になるほど不景気なのだ。唯一話題に上るのがFA宣言で高値の買い手を待つ金子千尋(31)ぐらい。セ・リーグの在阪球団が4年で20億円を提示したとか、負けじと所属する球団も3年で15億円だとか、寒風に立てる襟とてない庶民としては夢物語。
日本の平均的サラリーマンの生涯総収入は多くて3億円。うち出費は生活費に2億円。マイホーム建てりゃ6000万円、子供2人を大卒まで育てて6000万円、出費総計3億2000万円として、一人生涯2000万円の赤字! ましてや貯蓄など。それで国の借金が一人あたま817万円なんて頭割りされる筋合いはないのだバカヤロウ!