アジア杯初戦直前 アギーレ日本の不安材料は「左MF・香川」
アジア杯・1次リーグD組初戦のパレスチナ戦(12日午後4時開始)に向け、9日に試合会場のニューカッスルで初練習した日本代表。
「ニューカッスルに移動した選手たちは『今日から戦闘モード』と示し合わせ、この日の練習ではピリピリとした緊張感が伝わってきました」(現地で取材中のサッカージャーナリスト・六川亨氏)
アジア杯初出場のパレスチナの世界ランクは115位。同54位の日本の敵ではない。一部メディアが「スウェーデン生まれの21歳ストライカーが秘密兵器」と身長180センチFWダダを取り上げているが、スウェーデン3部リーグ所属の選手に過ぎない。前出・六川氏が「勝敗ではなく、日本がどんな戦術、選手起用で完勝し、2戦目以降にどうつなげるか。これが試合の焦点となる」と言うように、何よりも内容が問われる一戦となる。
■左サイドの連携にも影響
パレスチナ戦は、ベストメンバーで臨むともっぱらだ。GK川島、DFは左から長友、森重、吉田、酒井高の4人。中盤は長谷部がアンカーを務め、左MFに香川が、右MFには遠藤が入る。前線の真ん中に岡崎が入り、左の武藤、右の本田とともに3トップを構成する。