アギーレ監督に選手たちが不信感 ア杯合宿で代表“冷戦”危機
アジア杯(1月9~31日)開幕を控え、開催地オーストラリアの南東部セスノックで合宿中の日本代表。現地入り2日目の4日、昨年末に開催されたクラブW杯に出場したニュージーランドの有力クラブのオークランド・シティーFCと練習試合を行った。
試合は前半33分に遠藤がミドルシュートで先制し、終了間際には岡崎がゴール。2─0で順当勝ちしたが、カウンターから決定機をつくられるシーンもあり、本番に向けて調整不足は明らかだ。
「やはりアギーレ監督の八百長問題が悪影響を及ぼしている」と言う現地取材記者がこう続ける。
「昨年12月29日に始まった国内合宿の初日、アギーレ監督自身が選手に対して『私に隠すモノは何もない。アジア杯連覇のために努力するのみ』と話したが、大半の選手は『騒動になっているワケだし、世間にも選手にも“余計な心配をさせて悪かった”とひと言謝って欲しい』と釈然としない気持ちでいる。アギーレ監督は、サッカー協会幹部から『迷惑をかけて済まない』とコメントしてくれたら、選手も納得する――と何度も要請されたが、本人は『有罪になったワケでもない。なのに謝るのは理不尽』とかたくな。それが選手間の不信感につながっている」