ジーター引退の影響深刻 マー君は今季「勝ち星半減」も
ヤンキースはこのオフ、ジーターの後釜候補として、ダイヤモンドバックスからトレードでディディ・グリゴリアス内野手(24)を獲得した。グリゴリアスは昨季、80試合で2割2分6厘、6本塁打、27打点。打つ方はからっきしでも、飛び抜けた身体能力を生かした守備は秀逸。肩も強い。
■辛口NYメディアとの付き合い方も伝授
投手にとって、内野の要である遊撃手がしっかりするのは心強いとはいえ、ジーターには衰えた守備を補って余りあるプラス要素があった。
例えば田中に対しては、辛辣なニューヨークメディアとの付き合い方について、こんなエールを送っていた。
「ボクは批判のない報道なんてあり得ないと思うし、そんな報道は好きじゃない。人それぞれの意見があって、批判や悪口があるからこそ、選手もやる気が出ることだってある。それに批判が出ないというのは、注目されていないということなんだから。そう考えれば批判や悪口もプラスに考えられるようになった。タナカにもそういう意識をもってもらいたい」