すべて本人尊重 広島黒田はSB松坂以上の“超VIP待遇”
ハリウッドスターさながらだった。
8年ぶりに広島に復帰した黒田博樹(40)が17日、グレーのスーツ姿でキャンプ地の沖縄入り。那覇空港で待ち受けた300人以上のファンから一斉にカメラのフラッシュがたかれる中、球団関係者ら5人にガードされながら車で宿舎に移動した。
その宿舎では緒方孝市監督(46)が10分も前からわざわざ玄関で待ち構え、がっちり握手を交わすVIP待遇。年俸20億円のメジャーからのオファーを蹴り、4億円で広島に復帰。その決断を泣かんばかりに喜んだ球団の感激がそのまま表れたような歓待だった。
それだけではない。グラウンド内でも同じく9年ぶりに日本球界に復帰したソフトバンク・松坂大輔(34)以上の破格の扱いが用意されている。
まず練習内容。球団は一応、他選手と同じような練習メニューを作成する予定だが、チーム関係者によれば「それはあくまで形式的なもの。基本的にはウオームアップ後は全て黒田自身が決めていいことになっている」という。