今季初会見のマー君が苦笑い 米メディアは「右肘」に質問集中
「ほとんどの生活リズムは去年、経験している。調整もしやすいし生活もしやすいと思う」――。
バッテリー組のキャンプインを翌日に控えた20日(日本時間21日)、ヤンキース・田中将大(26)が、フロリダ州タンパの球団施設で会見。ルーキーイヤーだった昨季との違いを聞かれると、冒頭のように余裕たっぷりに話した。
17日には現地で始動していたが、報道陣には対応していなかっただけに、米メディアからは靱帯を部分断裂した右肘に関する質問が集中した。
田中は「(調整は)順調にきている。普通にシーズンを送れると思う。(体調は)去年の同じ時期よりいい」と悲観的な質問を浴びせる米メディアを真っ向から否定した。
今オフ、ニューヨークの地元メディアでは田中の右肘を不安視する声が少なくなかった。これに田中は「僕の肘(の靱帯)が切れるかどうかの方が注目されているけど、シーズンが進んでいくにつれて勝つか負けるかをフォーカスしてもらえるように頑張りたい」と苦笑いを見せた。
この日、ジラルディ監督は「田中に制限をかけるつもりはない」と話し、通常の練習をさせると明かした。
現時点では万全でも、田中の右肘の故障は、いつ再発してもおかしくない状態だけに、油断は禁物である。