荒木も陽川も…有望株の離脱が相次ぐ阪神「虚弱体質」のワケ
ライバル球団のスコアラーは、「ケガ人に内野手が多いのは、西岡の影響があるのかもしれない」と、こう続ける。
「西岡は『二塁を取る』と7キロ減量。右肘手術の影響をあまり感じさせなかった。若手や中堅に比べれば体力も技術もあるし、練習のペース配分も分かる。一方で陽川、荒木は無理をしてケガにつながった印象。一軍定着を目指す内野手にとって、西岡が二塁をやるのか三塁をやるのかも分からない中で、『西岡以上に追い込まないとチャンスはない』と焦る気持ちもあったでしょうからね」
いずれにせよ、この西岡や鳥谷、上本を脅かす存在は出てこなかった。課題である戦力底上げには時間がかかりそうだ。