なぜ今ごろ? 阪神「第5の助っ人」獲得目指す“本当の狙い”
ここにきて阪神が外国人補強をする可能性が高まっている。
一部スポーツ紙によれば、白羽の矢を立てているのが13年のWBCプエルトリコ代表として活躍したマリオ・サンティアゴ(30=前ドジャースマイナー)。WBCの日本戦(準決勝)で先発し、4回3分の1を無失点に抑え、日本の3連覇を阻んだ右腕だ。
阪神は今月初旬から渉外担当らをドミニカ共和国やプエルトリコに派遣して選手を調査。同時期に行われていたカリビアンシリーズで好投を続け、12年には韓国(SK)で6勝を挙げたサンティアゴに目をつけたようだが、あるOBは「これは戦力補強というより別の意味がある」とこう続ける。
「阪神は昨オフにメジャー帰りの中島(オリックス)やFAの小谷野(オリックス)、宮西(日ハム)、成瀬(ヤクルト)の獲得に動きながら、ことごとく失敗。編成は実績作りの一つとして、外国人選手を加入させたいのだろう。仮にこのまま補強ゼロなら、編成の存在感はなくなり、『補強下手、交渉下手』のレッテルを貼られたままになる。サンティアゴは現在、所属球団がないフリーな選手。これなら他球団と争奪戦になることがないし大金も要らない。もちろん失敗もしないしね」