大谷、近藤、石川…補強頼みの巨人が羨む日ハムの若手躍進

公開日: 更新日:

 大谷が二刀流選手としてひと皮むけ、若手が雨後のタケノコのごとく出てきてレギュラーの座をつかむのは、日本ハム巨人のチーム事情やチームづくりの差によるところが大きい。

 巨人はほぼ毎年、オフになると手薄なポジションや弱点を補強する。今年は金城をDeNA、相川(ともに38)をヤクルトから、それぞれFAで獲得した。

 ライバル球団のエースや4番を当たり前のように取ってきた以前と比べれば、補強は最小限度にとどめている。相川は小林(25)が一本立ちするまでのサブ、金城は代打や控えの位置付け。若手が芽を出す余地がまったくない補強ではないにせよ、ヨソから連れてきた選手で穴を埋めるスタンスは変わらない。

■活性化で戦力をアップさせるチーム方針

 日本ハムのやり方は巨人と百八十度異なる。手薄なポジションや穴は基本的にコンバートによって補う。近藤を内野手で起用したり、明大時代に投手兼一塁手だった岡を外野で使ったりもへっちゃら。それどころか満ち足りているポジションには、あえて穴をあけたりもする。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動