大谷、近藤、石川…補強頼みの巨人が羨む日ハムの若手躍進

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 大谷が二刀流選手としてひと皮むけ、若手が雨後のタケノコのごとく出てきてレギュラーの座をつかむのは、日本ハム巨人のチーム事情やチームづくりの差によるところが大きい。

 巨人はほぼ毎年、オフになると手薄なポジションや弱点を補強する。今年は金城をDeNA、相川(ともに38)をヤクルトから、それぞれFAで獲得した。

 ライバル球団のエースや4番を当たり前のように取ってきた以前と比べれば、補強は最小限度にとどめている。相川は小林(25)が一本立ちするまでのサブ、金城は代打や控えの位置付け。若手が芽を出す余地がまったくない補強ではないにせよ、ヨソから連れてきた選手で穴を埋めるスタンスは変わらない。

■活性化で戦力をアップさせるチーム方針

 日本ハムのやり方は巨人と百八十度異なる。手薄なポジションや穴は基本的にコンバートによって補う。近藤を内野手で起用したり、明大時代に投手兼一塁手だった岡を外野で使ったりもへっちゃら。それどころか満ち足りているポジションには、あえて穴をあけたりもする。

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