オープン戦2敗目…ヤンキース田中将 開幕へこれだけの不安
■自軍の内野手にも神経を使うことに
今季はバックにも足を引っ張られかねない。内野陣、特に一塁と遊撃はヤバい。今季の一塁は本職のテシェーラとドーピング違反から復帰したA・ロドリゲスの併用だ。ロドリゲスは30日のオープン戦で初めて一塁を守ったほど。過去に遊撃でゴールドグラブ賞を受賞しているとはいえ、経験不足は否めない。
昨季限りで引退したジーターの後釜として遊撃を守るグレゴリウス(前ダイヤモンドバックス)にしても俊足と強肩には定評がありながら、キャッチングには難がある。13年には100試合を守り、遊撃手ではリーグワースト4位の13失策を記録。エラーの大半は悪送球ではなく、捕球ミスだった。
野手の失策で足を引っ張られれば、球数はかさむ上に、失点のリスクも高まる。今季の田中は相手打者だけでなく、自軍の内野手にも神経を使うことになりそうだ。
▽田中の話「投球自体は良くなかったけど、いろいろ開幕前の最後に経験できたのはプラス。(今後は)いい調整をして開幕を迎えたい」