ご覧の通り、視線が泳いでいるのはオリックスの糸井嘉男(33)だ。
今年からキャプテンに就任し、本紙インタビューに答えて「ボクは口下手ですし、口で何か言っても変なことを言うだけ」と背中でチームを引っ張る覚悟でいたものの、試合前までの打率は.147。ナインの士気を鼓舞するどころか、最下位に低迷するチームの足を引っ張っていた。
この日は気持ちも新たに金髪を黒髪に染め直して球場入り。打順も今季初の1番で試合に臨みながら、しかし、4打数ノーヒット。1打席目から見逃し三振、二ゴロ、二ゴロ併殺、遊ゴロといいところなしに終わった。
チームが連敗を4で止めたことだけが救いで、依然、出口は見えないままだ。