7連敗後に4連勝 DeNAに“一筋の光”照らした「投手陣」
「一番欲しいときにしっかり答えを出してくれた」
26日の中日戦。DeNAの中畑監督が喜色満面で振り返ったのが、3-3の同点で迎えた六回だった。1死二塁から3番の梶谷、4番の筒香が連続適時二塁打。中軸の活躍で試合をひっくり返し、これで7連敗後の連勝を4に伸ばした。
「逆転で勝ちをつくる、これこそチーム力!」
指揮官はいつも以上にご機嫌だったが、この日の本当の勝因は投手陣だろう。
2回3失点でKOされた先発・高崎の後を受けた4投手が三回以降を無失点に抑える好投。特に2番手の小杉が3回1安打3奪三振と完璧な投球で試合の流れを引き寄せた。今季はこれで6試合に登板し、10イニング1失点。抜群の安定感に、「彼が投げるとチームの雰囲気が変わる。先発で使いたいなぁー」と中畑監督も絶賛だった。
4連勝で貯金を1としたDeNAの課題は一にも二にも投手力。リーグ5位のチーム防御率3.90を改善してこそ上が見えてくる。