15日に復帰登板予定も…広島・黒田の故障は意外にやっかい
意外に長引くかもしれない。
右足の故障で登録抹消されている広島の黒田は7日、広島市内の病院で検査を行い、「右腓骨筋腱周囲炎」と診断された。要するに右足首の炎症なのだが、右投手にとって軸足となる右足首の故障はやっかいだ。
投げる際には右足にしっかり体重を乗せ、左足を踏み出した後、プレートを蹴って左足へ体重移動する。右足が万全でなければ、この動作に支障をきたし、本来の投球ができない。右足首をかばって投げていれば、ふくらはぎや太もも、腰や股関節などを痛めることもある。
現在は遠投などで調整している黒田について畝投手コーチは「今後はブルペンに入ってからの話で、それを見て登板予定を決める」という。
黒田本人は「やれることをやっていくだけ。当然、早く戻れるようにしたい」と語り、15日のDeNA戦登板を目標に調整していくそうだ。看板選手の故障が長引けば、広島は戦力的にも営業面でも痛手が大きい。