登板翌日は1勝4敗…最下位脱出失敗の広島は“黒田病”深刻
それは単なる偶然なのか。
広島は26日、阪神先発能見の前に散発6安打の完封負け。今季4度目の無得点で最下位脱出に失敗した。
前日は2ケタ得点と珍しく打線が爆発。不調だった黒田に3勝目をプレゼントしたものの、この日は三塁さえ踏めず、見せ場なく敗れた。
今季の広島は黒田が投げた次の試合は1勝4敗とよく負ける。「それが問題なんだよ」と、ある広島OBがこう語る。
「黒田が先発した試合は、何とか白星をつけさせようと野手は必死なんだよ。『もしも自分の失策で白星を消したら、ファンに袋叩きにされますよ』と真顔で言う者もいるからね。実際、5月を前に3勝しているんだが、黒田が投げた次の試合を見ると、そこそこ点は取っても終盤に加点できない。でも、この日はついに零敗。黒田の登板試合で野手はヘトヘトになるというわけでもないとは思うが、このパターンが続くと連勝できないから苦しいな」
黒田の勝星が増えても、チームがBクラスでは意味がない。