原監督は「再昇格」意向も…フランシスコに爆発寸前ストレス
「体重120キロあるんでしょ? 見たかったなあ……。試合に出てくれればアンパイだったのに……」
8日の巨人との試合前、DeNA関係者がこう残念がっていた。
打撃不振とマズ過ぎる守備で、たった5試合で二軍落ちした巨人の新外国人ホアン・フランシスコ(27)のことである。が、“心配”は無用。すぐに一軍に戻ってくる可能性があると、さる球界関係者がこう言うのだ。
「シーズン途中加入で超破格の年俸1億4300万円。原監督は早めに二軍に落としたけど、守備のサインプレーなど、準備ができ次第、すぐにでも再昇格させたい意向がある。中軸の阿部、坂本が故障離脱中で得点力不足、特に長打力不足は深刻で、フランシスコはフリー打撃で東京ドームの天井にブチ当てるほどのパワーの持ち主ですからね。18打席11三振だろうが、日本の野球に慣れさえすれば……と考えているんです。なにせ、映像を見て最終的に獲得にGOサインを出したのは原監督。このまま二軍に置いていては自身の見る目を疑われますから」
上向かないチーム事情が、それに拍車をかける。この日の試合は首位DeNAに4点差をひっくり返される赤っ恥の逆転負け。亀井が一軍に復帰したものの、入れ替わるように今度は長野の二軍落ちが濃厚になった。オフに手術した右ヒザの状態が芳しくないうえ、体調不良もあって試合前の練習もほとんどできないほど。4連敗となった試合後の原監督は顔を紅潮させ、「長野? 普通じゃないということ。取材して。あるいは球団が発表するかもしれないけど」と言い捨てた。こうなると、なおさら助っ人のパワーが恋しくなるというわけなのだが、本人は暴発寸前だという。