長男は早実の“怪物1年” 清宮克幸氏が語る「才能の伸ばし方」

公開日: 更新日:

「『あの投手はカーブで三振を取ったから、次はカーブを狙っていく。相手の得意な球を狙う』なんて言うこともあれば、反論もしますよ。『いやいやパパ、それは違う。変化球を狙うと直球が打てなくなるから、直球だけを狙っていく』と言う時もある。大事なのは自分の意見を語ること。語ると失敗を繰り返さずに成功を続けられるんです。投手をやっていた時も一緒。投げたボールを振り返らせました。うちはこれまで全試合ビデオを撮っていて、全打席全投球を家でもう一度見させます。そうなると、もう仕事か子育てか分かりません。でも根底は同じなんだと思っています」

■東京タワーの下で叱責した理由

 ヤマハでも我が子に対しても、普段は温厚で怒ることはあまりないという。ただ、怒ったら怖い。しかも、怒り方にもこだわりがある。

「幸太郎がまだ小さい頃、悪いことをした時は、東京タワーの下まで連れていって『立ってろー』って叱ったこともありますよ。忘れないで欲しいですからね」

 悪いことをした、怒られた、ということを場所を利用して印象づける。東京タワーを見れば、そういえばあの時……とカミナリを落とされたことを思い出す。過ち、失敗を繰り返さないための方法論だ。これまで率いたチームを日本一に導いてきた「清宮流」は、子育てにも通じている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭