弱気の現役復帰宣言 浅田真央に立ちはだかる新ライバルたち
浅田が休養している間、村上佳菜子(20)や宮原知子(17)ら日本勢は伸び悩んでいるものの、海外では10代後半の選手たちが世界を席巻し始めている。
15年世界選手権、14年GPファイナルを制したトゥクタミシェワ(18)や同GPファイナル2位のラジオノワ(16)、ソチ五輪団体金メダルのリプニツカヤ(16)というロシア勢に加え、アメリカのゴールド(19)らがそうだ。こうしたトップ選手は今シーズンから本格的に18年の平昌五輪(韓国)に向けて、浅田には手の届かない4回転や高難度のコンビネーションジャンプを加えた新しいプログラム作りに着手する。プログラムの完成途上に位置付けられる今シーズンなら浅田にもGPシリーズなどで上位に食い込む可能性はある。しかし、トップ選手の演技構成が完成期に入る来季以降は、間違いなく付け入るのが厳しくなる。
復帰したとはいえ、浅田が世界の第一線で活躍できる“時間”は「あと1年」と言えそうだ。