デーブ監督が明かした2年目左腕・松井裕樹の“特殊能力”
開幕から29試合に登板し、リーグ3位タイの18セーブ。黒星は1つもついておらず、防御率はパのストッパーで唯一の0点台となる0.51と抜群の成績です。
松井裕本人は、「いや、マウンドに上がるたびに緊張してます」と言うものの、デーブさんは「頼むぞ! と厳しい場面に送り出しても、はーい、という感じでニヤッとしてマウンドに行くんだから。ピンチで投手コーチがベンチを飛び出しても、松井裕はいっつもニヤニヤしてるしね」と全幅の信頼を置きます。
実は、春のキャンプでリリーフ転向を言い渡された直後、松井裕はボクにこう言っていました。
「正直、2、3日は気持ちの整理がなかなかつきませんでした。でも、今は与えられた場所でしっかり仕事をする、それしか考えていません。今年は(リリーフで)しっかりやりながら、虎視眈々と先発ローテ入りを目指します(笑い)」
このときはまだ先発への未練を感じさせましたが、改めて聞くと、即答でした。
「今はもうそういう気持ちはまったくないです。将来的にはとか、そういうことも考えてません。今が本当に楽しいし、充実しているんです。実績のないボクがチームの大事なところを任せてもらっているわけですから。その期待に応えたい。本当にそれだけです」