あのR・ジョンソンも…Dバックス首脳陣来日“本当の狙い”
日本進出に出遅れた球団のフロントが、この夏に来日する。
米メジャーリーグ、アリゾナ・ダイヤモンドバックス(Dバックス)は6日(日本時間7日)、チーム編成のトップであるトニー・ラルーサ氏(前カージナルス監督)、通算303勝をマークしたランディ・ジョンソン球団社長特別補佐らが8月14日から20日までの日程で訪日すると発表した。滞在中はプロ野球公式戦を視察するほか、MLBが主催する東日本大震災の復興イベントに参加し、宮城県石巻市で野球教室などを開き、地域の子供たちと交流を図るという。
Dバックスフロント陣の来日は、大物OBを世界各国に派遣して野球の普及、振興を目的としたMLB事業も兼ねている。だが、8月の暑いさなかに2人の大物が野球教室の講師を務めるためだけに来日するとは考えにくい。
Dバックスは以前から日本人選手獲得に積極的だった。ダルビッシュ(レンジャーズ)、田中(ヤンキース)がポスティングにかかった際には入札にも参加したが、条件が及ばず、契約には至らなかった。もともと、ケン・ケンドリック筆頭オーナーを中心とした投資家グループの資金力は豊富だ。