チームの盛り上げ役 “緑の野獣”中日・亀沢恭平を徹底解剖
■ラッキーカラー
グラブ、リストバンドなど野球道具には緑色があしらわれている。グラブやアンダーシャツには「亀マーク」。亀にちなんで緑にしたのではなく、名古屋での新居を探して、気に入った部屋の壁紙が黄緑色だったのがきっかけだとか。用具提供をする久保田スラッガーの担当者は「亀沢選手の使用グラブは小さくて浅いのが特徴。今年の活躍で東海地区では『亀沢モデル』の問い合わせが増えている」と話す。
■高校時代
作陽高時代は甲子園出場はなく、3年夏は3回戦で敗退。当時の監督だった松蔭大野球部の山際賢一監督が言う。
「今と比べて10キロくらいは細かったのですが、一切ケガをしなかった。守備と足は光るものがあった。甲子園出場はかないませんでしたが、彼中心のチームでシード校になれた。野球部員が多いスポーツコースではなく、進学コースで勉強もできたと思います。律義な男で年末にはわざわざ神奈川まで挨拶に来てくれるのですが、中日入りが決まった昨年は『今年が勝負。何が何でも頑張ります』と力強かった。プレースタイルと一緒で、野球を粘り強く一生懸命やってきた結果ではないか」