貯金0の阪神、ヤクルトが同率首位 “混セ”まだまだ続く理由
セの首位がまた代わった。
22日に2位阪神が巨人との直接対決を制し、今月5日以来のリーグトップに浮上。この日はDeNAを下した3位ヤクルトまでも、同率首位に躍り出た。
セは6球団全てが貯金ゼロか借金生活。1位から最下位中日まではわずか4ゲームしか差がない。パに叩きのめされた交流戦後から、わずか1カ月強。たったそれだけの間に、4球団が入れ代わり立ち代わりでトップになっているのだから、面白いやらバカバカしいやら。DeNAも球宴前に首位を奪ったはいいが、後半戦が始まるや3連敗で4位に転落である。
まるで意図してやっているかのごとく、混戦から抜け出すチームは皆無。むしろセは6球団が申し合わせて、わざとこの泥仕合を演出しているとすら思えてくるのだ。
ダンゴ状態のメリットは観客動員数だ。なにせ、昨日までBクラスにいたおらがチームが、明日は頂点に立っていてもおかしくないのが現在のセ。応援するファンからすれば、1試合たりとも目が離せない。たとえ、かりそめの首位でも、その日はうまい酒が飲める。