センバツ準Vも…東海大四・大沢をスカウトなぜスルー?
プロのスカウトがわざわざ出張に出掛けるのは、お目当ての選手を自分の目でチェックするためだろう。出張先が北海道ならなおさら。まして関西から足を運んだなら、よほどのことがない限り選手は見逃さない。
しかし、関西在住のあるスカウトは、その選手を見ないどころか球場にも足を運ばなかった。スカウトいわく「所用」だそうだ。よほどのことがあったのかどうか、所用の詳しい中身まではわからないものの、「ちょっと用事ができたので。それにどうしても見なきゃいけないかといえば、そういう選手でもないし……」と話した。
くだんのスカウトに「そういう選手でもない」と言われたのは、今春のセンバツでチームを準優勝に導いた東海大四(南北海道)の右腕・大沢。140キロを超す速球で健大高崎(群馬)を無失点、浦和学院(埼玉)を1失点に抑え、ネット裏の評価はうなぎ上り。
だが、春から成長の跡が見られないのか、それとも他に見るべき選手が新たに現れたのか、そのスカウトに評価されていないのは間違いない。