米紙も「問題になるかも」と指摘 マー君“一発病”の深刻度
「最後の2本のホームランで台無しにしてしまった」
試合をこう振り返った本人も、実は深刻な問題ととらえているのではないか。
23日(日本時間24日)のオリオールズ戦で7回と3分の2を3失点に抑えて7勝目(3敗)を挙げたヤンキースの田中将大(26)。8点リードの八回、速球の制球ミスで2本のソロ本塁打を浴びたことに関して、まるで敗戦投手のようなコメントだ。この日の3失点はいずれも本塁打によるものだっただけに、周囲にも本人にも一発病が印象として残った。
田中はここまで13試合で15本もの本塁打を打たれている。9回で1.65の被本塁打は、ヒューズ(ツインズ)の1.67に次いでア・リーグで下から2番目に悪い数字。昨季は136回3分の1で15本塁打だったのが、今季は81回3分の2でその数字に達している。
米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)は「田中とヤンキースにとって深刻な問題になるかもしれない」と報じている。
この日の本塁打はすべて速球系。勝負球のスライダーやスプリットが効かないとき、田中の速球系はどんなスピードだろうとコースを間違えたら打ちごろということだろう。