後半戦開幕先発のマー君に課せられる中4日の“フル稼働”
ヤンキース・田中将大(26)が17日(日本時間18日)、後半戦開幕カードのマリナーズ戦に登板する。
今季は開幕投手を務めながら4月下旬に右手首痛と前腕部の張りで故障者リスト(DL)入り。復帰後は6月9日のナショナルズ戦で4勝目を挙げたのを最後に1カ月間、白星なし。9日のアスレチックス戦で5勝目(3敗)をマークして前半戦を締めくくった。
チームは48勝40敗の勝率5割4分5厘で2位レイズと3.5ゲーム差のア・リーグ東地区首位で前半戦を折り返し。3年ぶりのポストシーズン進出はもちろん、地区優勝の可能性も残している。
メジャーではレギュラーシーズン終盤から調子を上げ、ポストシーズンで結果を残した選手が評価される。昨季の田中はメジャーデビュー戦から白星を積み重ねながら7月に右肘靱帯損傷でDL入りして2カ月半近くを棒に振った。肝心な勝負どころで離脱し、地元ニューヨークのメディアから叩かれたからだろう、
今季の田中はシーズン後半に活躍してポストシーズンに貢献すれば、ファンやメディアの印象に残る働きができると考えているという。
後半戦は田中中心のローテーションになるのは明らか。前半戦はわずか1度だけだった中4日でのマウンドが、今後は増える見込みだ。休養十分で臨めるだけに、後半戦はフル稼働を求められて当然だ。