準決勝で投げず敗戦…県岐阜商・高橋のプロ評価はガタ落ち
今秋のドラフト超目玉候補、最速152キロ右腕の県岐阜商・高橋純平(3年)は、24日の準決勝・斐太戦で登板機会のないまま夏を終えた。
大会前に痛めた左太もも裏肉離れの影響で、この日もベンチスタート。初回に3点を先制される苦しい展開に、キャッチボールを開始したものの、最後まで投げることなく、3―4で敗退した。
高橋の夏の予選は、準々決勝・中京戦の1回3分の2のみ。視察したパ・リーグのあるスカウトは「軽く投げて140キロ台後半。モノが違うかなと思いますが……」とこう続けた。
「起用法は監督が決めることで、本人は投げたいと直訴していたかもしれない。でも、投げないで終わってしまった。肩、ヒジの故障ではないし、下半身を使って投げていなかったとはいえ、準々決勝で登板しているわけだから、チームが劣勢なら、多少の無理はしても投げて欲しかったというのはありますね。状態が悪くても、チームを勝たせるんだという気概は、プロに入ってからさらに必要になる要素なんです。どんな事情があれ、プロ側の評価は落ちたと言わざるを得ません」